
1957年に発刊され、ベストセラーとなった小説『暖簾』。
モデルとなったのは小倉屋山本であり、
著者は三代目山本利助の実妹、山崎豊子でした。
昆布を通して描かれていたのは、一刻を惜しんで働き、
懸命に暖簾を守り続けた、大阪商人の生き様そのもの。
かつて日本の商人は大阪が代表し、
大阪商人は船場が代表したと言われていました。
そのため、船場商人は日本を代表する商人としての誇りを持っていたと聞きます。
商人ですから、一から十までソロバンづく。
しかし暖簾を守るためには、採算を度外視してでも信義を貫くという心意気がありました。
代表商品『えびすめ』は、そんな商人気質を持った先代の意地が生みだした逸品です。
このように暖簾には、先代より受け継がれてきた伝統が染み込んでいます。
そして、暖簾は伝統として守るものではなく、
今の暖簾をどう創り続けていくかが重要であると思うのです。
小倉屋山本の味は、熟練した職人の手作業によってのみ生み出されます。
これは私たちにとっての財産であり、絶対に守るべきもの。
私たちは職人であると共に商人です。
時代に応じて、お客さんに喜んで買ってもらえる商売をしなければなりません。
暖簾にあぐらをかいて飽きられてしまってはおしまい。
文字通り、商(あきな)いをし続けること。
いつまでもくぐっていただける暖簾を掲げ続けること。
それこそが、高級真昆布を大阪庶民の味にしてきた小倉屋山本の暖簾です。
会社情報
| 社名 | 株式会社 小倉屋山本 | |
| 創業 | 嘉永元年(1848年) | |
| 代表者 | 代表取締役社長 山本博史 | |
| 資本金 | 6千1百万円 | |
| 従業員数 | 217名(平成25年3月1日現在) | |
| 事業内容 | 昆布及び昆布加工製品の製造・販売 | |
| 各支店営業所 | 本店 | 大阪市中央区南船場4丁目10番26号06(6251)0026(代) |
| 本社 | 大阪市中央区南船場4丁目7番21号(オーガニックビル) | |
| (総務) | 大阪府八尾市若林町2丁目124番地072(948)1731(代) | |
| 本社工場 | 大阪府八尾市若林町2丁目124番地072(948)1731(代) | |
沿革

| 嘉永元年(1848年)10月 | 初代山本利助が順慶町(新町橋付近)にて創業 |
| 明治23年(1890年) | 内国勧業博覧会で賞牌受賞 (この年までに宮内省御用達、宮内庁御用達に) |
| 昭和4年(1929年)6月 | 天皇陛下賜天覧御買上 |
| 昭和7年(1932年)11月 | 天皇陛下賜天覧 |
| 昭和9年(1934年) | 台風により小倉屋の工場壊滅 |
| 昭和12年(1937年)6月 | 皇太后陛下賜台覧御買上 |
| 昭和20年(1945年)3月 | 空襲により小倉屋焼失 |
| 昭和23年(1948年)10月 | 松屋町筋にて再興(戦後第1号店) |
| 昭和24年(1949年) | 「えびすめ」発売 |
| 昭和25年(1950年)3月 | 東京へ再進出 |
| 昭和29年(1954年)2月 | 農林大臣賞受賞(えびすめ) |
| 10月 | 法人組織に変更(株式会社小倉屋昆布店) |
| 昭和30年(1955年)3月 | 戦災焼失の現本店を復興 |
| 昭和31年(1956年)2月 | 高松宮両殿下賜台臨御視察 |
| 10月 | 本社工場を建築 |
| 11月 | 天皇陛下賜天覧、皇后陛下賜台覧 |
| 昭和33年(1958年)2月 | 農林大臣賞受賞(雪の上太白おぼろ昆布) |
| 昭和34年(1959年)11月 | 小倉屋土地建物(株)を設立 |
| 昭和37年(1962年)7月 | 小倉屋食産(株)を設立(製造部門を分離独立、平野工場) |
| 昭和38年(1963年)7月 | (株)小倉屋昆布店東京店を設立(東京支店を分離独立) |
| 昭和40年(1965年)1月 | 小倉屋食産(株)を増改築(平野工場) |
| 昭和42年(1967年) 3月 | 農林大臣賞受賞(えびすめ) |
| 11月 | 日本農林漁業振興会会長賞受賞 |
| 昭和43年(1968年)5月 | 本社工場を増築 |
| 10月 | 東京店を増築 |
| 小倉屋食産(株)新館増築(平野工場) | |
| 11月 | 厚生大臣賞受賞 |
| 昭和46年(1971年)5月 | 本社新社屋(小倉屋山本ビル)新築完成 |
| 昭和49年(1974年)1月 | 東京店の新社屋(東京小倉屋山本ビル)新築 |
| 昭和51年(1976年)9月 | 本社社屋を増築 |
| 昭和55年(1980年)5月 | 株式会社小倉屋山本食品八尾本社工場新築完成 |
| 昭和59年(1984年)10月 | コム・フード(株)を設立 |
| 昭和61年(1986年)3月 | 農林大臣賞受賞(手製太白とろろ昆布) |
| 11月 | 創業地の新町橋にて本店ビル完成 |
| 昭和63年(1988年)4月 | 株式会社小倉屋昆布店を株式会社小倉屋山本に社名変更 (小倉屋山本グループ統一社名変更) |
| 平成元年(1989年)10月 | (株)小倉屋山本食品八尾第二工場新築完成 |
| 平成5年(1993年)3月 | オーガニックビル(小倉屋山本本社ビル)新築完成 |
| 平成10年(1998年)10月 | 創業百五十年を迎える |
| 平成11年(1999年) | 「えびすめ」発売50年を迎える。 |
| 平成16年(2004年)10月 | (株)小倉屋山本、(株)小倉屋山本土地建物、(株)小倉屋山本食品、(株)東京小倉屋山本が合併し、株式会社小倉屋山本へ統合 |
| 平成20年(2008年)5月 | モンドセレクション金賞受賞(朝霧、昆布しょうゆ) |
| 平成21年(2009年)5月 | モンドセレクション金賞受賞(朝霧、にしき木、昆布しょうゆ) |
| 10月 | 「えびすめ」発売60周年記念パッケージで発売 |
| 平成22年(2010年)5月 | モンドセレクション金賞受賞(朝霧、にしき木、昆布しょうゆ) |
| 平成23年(2011年)5月 | モンドセレクション金賞受賞(にしき木) |
| 12月 | 佃煮真昆布の発売 |
| 平成25年(2013年)2月 | 東日本大震災の復興支援として 「宮古市田老産昆布を使用した佃煮昆布」を発売。 |
